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サッカーの審判はなぜ難しい?

  • 執筆者の写真: いし いし
    いし いし
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

更新日:2 日前

こんにちは。

サッカーの審判をやっている人、これからやろうとしている人たちに少しでも力になることができればと思い、サッカーの審判や情報を紹介していきたいと思います。


今回は、誰もがサッカー感じる、審判が難しいと感じるのがなぜなのかというところを

見ていきたいと思います。


サッカーを観ていると、誰もが一度はこう思ったことがあるはずです。

  • 今のはファウルでしょ!

  • さっきと同じプレーじゃん!なんで笛が違うの?

  • 主審によって基準がバラバラすぎる…


でも、これらの“モヤモヤ”は、審判のレベルが低いから起きているわけではありません。

むしろ逆で、サッカーという競技そのものが“裁量前提”で作られているからこそ起きる現象なんです。


その核心が詰まっているのが、競技規則の中でも最も奥深い


第12条「ファウルと不正行為」 

です。

ファウルと不正行為
第12条 ファウルと不正行為

① サッカー競技規則は“白黒はっきり”ではない

サッカーの競技規則は全部で17条。

その中で、最も難しいのが12条です。


12条には「蹴る」「押す」「つかむ」など、反則となる行為が列挙されています。

しかし、実際の判定基準にはこんな言葉が並びます。


  • 過失(careless)

  • 無謀(reckless)

  • 過度な力(excessive force)


どれも数値化できません。

「時速○kmなら無謀」「接触の角度が○度なら過失」なんて基準は存在しません。

つまり、競技規則そのものが“状況に応じて人間が判断する”ことを前提に作られているのです。


② 12条は「YES / NOクイズ」ではない

ここが一番面白いところです。



● 例1:スライディングタックル

同じように見えるスライディングでも、審判が見ているポイントは山ほどあります。

  • ボールに行っているか?

  • 後ろからか、横からか?

  • 相手のスピードは?

  • 接触の強さは?

  • 相手が避けられる状況だったか?

これらが組み合わさると、

同じように見えるプレーでも“ファウルにもなるし、ならないこともある”


● 例2:肩のチャージ

「肩が当たった=ファウル」 これは完全な誤解です。

競技規則では、以下の条件を満たせば反則ではありません。

  • 正面から

  • 同じ方向を見ている

  • 過度な力でない

この条件を満たしていれば、肩同士のチャージは“合法的な身体接触”。

でも、どこからが「過度」なのかは数値化できません。

だから、グレーゾーンが必ず生まれるのです。


③ なぜ裁量が必要なのか?

ここで大事なのは、「審判を擁護する」ことではありません。

サッカーという競技の“思想”を理解することです。

サッカーは

  • スピードが速い

  • 接触がある

  • 状況が毎回違う

  • プレイが連続して進む

この特性をすべて機械的に判定しようとすると…

  • 試合が止まりまくる

  • 流れが切れる

  • 魅力が消える

だから競技規則は、

人間が状況を読み取り、最適な判断をすることを前提に作られているのです。

サッカーの試合の強度によっても、

このファウルを適応するかしないかが、その試合の中や、温度感でも変わってきます。

状況によっても変わってきます。


④ 審判の裁量=気分ではない

「裁量」と聞くと、 「主審の気分で笛が変わるの?」と思うかもしれません。

実際はまったく逆で、審判は次のような要素を瞬時に総合判断しています。

  • 自分の基準(試合前に設定)

  • 試合の流れ(荒れているか、落ち着いているか)

  • 選手の安全

  • 競技規則の精神

  • そのプレーが試合に与える影響

つまり裁量とは、 “責任を持って判断する技術” なんです。

審判の心の声を代弁すると…

「今の接触は軽い。流した方が試合がスムーズに進む」 「このままだと荒れる。ここはしっかり笛を吹いて落ち着かせよう」 「選手の安全を守るために、ここはカードが必要だ」

こんな思考が、1試合で何百回も行われています。


⑤ 見方が変わると、サッカーはもっと面白い

12条を知ると、サッカー観戦が一気に“知的ゲーム”になります。

  • 「なんでファウル取らないんだ!」  

     → 「今の状況なら流した方が良いと判断したんだな」

  • 「主審によって基準が違う!」  →「この主審は接触に強いタイプだな」

  • 「同じプレーなのに笛が違う!」  →「状況が違えば判定も変わるのが12条なんだ」

審判は“敵”ではなく、 試合を成立させ、魅力を引き出すために存在するパートナーです。

その視点を持つだけで、サッカーはもっと深く、もっと面白くなる。


①~⑤がうまくできる一つのポイントは、根拠をもってファウルの判定をしてください。


これらをうまくするためには、どうしたらよいの?

どうやったら、ジャッジを簡単にできるの?

「まずは、おこなって見てください。」

「今まで勉強して来た知識、感覚、サッカーで選手だった人もおこなって見てください。」

おこなわないと死んだようなものです。

おこなうことで、どんどん気づきが出てきて楽しいに変わってきます。

やってみて経験しないとわからないことがたくさんあるので、挑戦してみましょう!


この第12条のところがうまくいかない時はどうすれば良いのか?

そういったことなど、サッカーを深く知りながら楽しめるようにいろいろと紹介して

いきたいと思いますので、ぜひ続けて、このブログを見に来てください~。



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